仕事紹介：ケアマネジャー

ケアマネジャー（介護支援専門員）は、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン（居宅サービス計画書）の作成やサービス事業所との調整を行う、介護保険に関するスペシャリストです。

ケアマネジャーの仕事は大きく分けて以下の２つになります。

＊利用者さまからの相談に応じ、ケアプランを作成する。
＊介護サービス開始後のサポートを行う。

それぞれの仕事内容の詳細は以下の通りです。

＜　ケアプランの作成まで　＞

”利用者さまの今の暮らしの状況と、これからどうしたいか？”をじっくり聞き、整理します。

1. 情報集め
   • 「今どんなことで困っているか」、「自分でできること、できないこと」、「どんな病気があるか」、家の様子（段差があるかなど）、「これからどんな生活を送りたいか」といった、利用者さまの色々なことを聞きます。
2. 課題の発見／相談
   • 集めた情報をもとに、「困っていることの原因はどこにあるか」「何を解決すれば、自分らしく過ごせるのか」という、本当に必要なサポートを見つけ出した後、利用者さまの目標を一緒に考えます。
3. 介護サービス事業所の決定
   • 利用者さまと介護サービスを行う事業所の橋渡しを行います。必要に応じて紹介も行います。
4. ケアプランの作成／確認
   • 利用者さまの気持ちを一番に大切にしながら、ケアプランを作成し、確認／同意してもらいます。

＜　介護サービス開始後のサポート　＞

サービスが始まった後も関係機関との連絡相談を行う等、ケアマネジャーのサポートは続きます。

■利用者さまのサポート

• モニタリング
  計画通りにうまくいっているか、困っていることはないか、定期的に利用者さまに会って状況を確認します。

• ケアプランの見直し
  利用者さまの体調や生活の様子が変わったり、「もっとこんなサービスが使いたい」という希望が出てきたりしたら、ケアプランを変更します。
  

■介護サービス事業所

• 訪問介護（ヘルパー）、デイサービス、福祉用具貸与など。計画通りにサービスが提供されているか、利用者さまの様子に変化はないかなどを確認し、調整します。

■医療機関

• 主治医、訪問看護ステーションなど。利用者さまの病状や服薬情報、入院・退院の予定を共有し、医療と介護の連携がスムーズに進むよう調整します。

■地域包括支援センター

• 高齢者の総合相談窓口。介護予防サービスや、地域のボランティア活動、介護保険以外のサービスについて情報交換を行います。

■行政（市区町村）

• 介護保険の申請手続きや、その他の福祉制度の利用について相談・連絡します。

■その他

• 民生委員、ボランティア団体、成年後見人など、状況に応じて多岐にわたります。

ケアマネジャーは、介護サービスを必要とする方にとって、不安を安心に変え、自立した生活をデザインする「頼れる存在」と言えます。

「花みずき居宅介護支援事業所」ではケアマネジャー同士の情報交換もしっかり行って利用者さまにより良いサポートを提供していけるように努めています。